お知らせ

【園だより】11月号

 令和8年10月31日 荏田南幼稚園

 見上げた空は高く、園庭の木々もすっかり葉を落とし、季節は冬へと向かっています。最近は暑くもなく寒くもない気温ですので、園庭の子どもたちも体を動かして遊ぶにはもってこい!とばかりに、縦横無尽に駆けずり回り、自分の好きな遊びを夢中で遊びこむ姿が見られる今日このごろです。

 さて運動会も終わった幼稚園は運動会ごっこを楽しみながらも、のんびりゆったりな毎日を過ごしています。お散歩や芋掘りなど秋を楽しむことが多いこの時期。秋といえば…スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋などなどありますが、読書の秋、でもあります。

 ザーザー、しとしと、さーっと、などなど雨が降っている音を一つとっても絵本の中では様々表現されています。そしてザーザーだと大雨、しとしとだと小雨…といった感じで私たちはその言葉でどのように降っているのか想像ができます。もちろん雨だけでなく色々な場面で様々な言葉と出会えるのが絵本の世界。荏田南幼稚園は御存知の通り絵本の読み聞かせを大切にしています。なので絵本の冊数もたくさん!ざっと数えても3000冊以上あります。それも厳選した絵本ばかり。絵本なら何でも良いという訳ではなく、絵本の研修や勉強会で知った絵本や、ひだまりさん(絵本サークル)の講演会でもおなじみのこどものとも社の清水さん(絵本のことならなんでも知っている)から紹介された絵本など、きちんとした言葉を使っていて、内容も絵の質も良いものを選び購入しています。小さいうちの感性はまだまだ未発達ですので、目に入るものも耳に入るものも良いものを入れたい。そんな気持ちから荏田南では絵本の時間を特に大切にしているのです。子どもたちも絵本の時間が大好き。遊びの時間も好きな絵本を読んでいる子も多く見られます。

 人は10歳までは現実と空想の世界を行ったり来たりできると言われています。大人に絵本を読んでもらうことで字を追うこと無く絵本の世界に没頭でき、絵本の世界を疑似体験できるのです。楽しい嬉しいはもちろん、怖い辛い悲しい…などなど。良い絵本を読むことで良い体験ができます。実は本屋さんで並んでいる絵本の中にも、良い絵本とは言えない絵本もあります。奇をてらっていたり、その瞬間だけわぁっと喜んだり驚いたりしても、何度も読み返すことがない絵本など。またわかりやすいところで言えば、本屋さんの店頭などにあるカラカラ回る本棚にある昔話絵本も、内容がガラリと変えられてしまっており良い絵本とは言えません。ディスニーなどもエンターテイメントとしては楽しめますが、白雪姫などかなり内容を変えられてしまっているので、昔話として読み聞かせするにはふさわしくないかもしれません。ではどんな絵本が良い絵本かというと…。とにかく初版の年から何年も経ち、重版されている絵本。「ぐりとぐら」にいたっては60歳の誕生日を迎えた上に、200刷以上で、時代や価値観の変化があってもかわらず子どもたちに愛されている絵本ということになります。つまり子どもたちの心の深いところに良い形で響き、何度も読み返したくなる絵本なのです。本屋さんに行って絵本購入に迷った時、その絵本が何版刷られているかも参考にしてみて下さい。絵本で良い疑似体験、友達との遊びや生活の中での実体験を合体して子どもたちの心が作られていきます。良い絵本と友だちとの体験の中で、オリジナルの最強の心が作られているみんな。きっとこの心は大人になっても土台として残ることでしょう。

 そして3000冊ということで管理も実は大変!ページが敗れたり抜けてしまったり…。ボロボロの絵本というのは実は子どもたちに人気があるからこそなのですが、それでも絵本がボロボロというのは環境としてはよくありません。そんなときこそひだまりさんの出番。まだ読める絵本は修繕専用のブッカーを使いきれいに直してくれ、息を吹き返した絵本はまた本棚に戻ります。感謝感謝の私たち。きっと絵本たちも感謝していることでしょうね。ひだまりさんの活動はぺちゃくちゃおしゃべりしながら絵本を修繕したり2階の廊下の壁面を作ったりして、子どもたちのため、としながらもとても楽しそうです。修繕しながら新しい絵本との出会いもあり、絵本好きにとってはますます絵本が好きに、そうでない方も絵本の魅力にハマる方も多いと聞きます。そして小さい子連れもウェルカムで出入り自由で参加日も自由。子ども時代の大切な絵本体験、せっかくなら親子で一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?

 というわけで少し絵本について熱く語ってしまいましたが、秋は芸術の秋でもあります。荏田南の芸術の秋といえばやはり歌や合奏、劇やお遊戯を体験する発表会でしょうか。最近の幼稚園は保育室から音符が飛び出てくる毎日です。運動会は運動的な表現ですが、発表会は音楽的は表現活動。ここでもまた自分の大好きに出会えると良いですね。そうそう昔々の卒園生で、発表会を機に劇の面白さに目覚め、その後劇団に入りドラマなどで活躍した子もいました!きっと練習も本番もワクワクが止まらなかったのでしょうね。私たちは一応本番で見ていただくことを念頭に置きながらも、ピシッとそろって踊ったり演奏できたり…にはそれほどこだわっていません。大切なのはその音楽的な活動に楽しく参加すること。練習が楽しくなければワクワクイキイキと本番の日を迎えられません。なのでとにかく楽しく練習し本番を迎えてほしいな、と思っている私たち。さてあと1ヶ月後には本番です。大きな舞台にドキドキが止まらず涙の子がいたり、棒立ちの子もいたり…。イキイキだけでなくそんな姿もあるかもしれません。そんな姿もその子の素敵な表現♡大きな拍手をお願いしますm(_ _)m それでは本番当日をどうぞお楽しみになさってくださいね!

★11月の保育料は年少組のみ遠足代(160円)が加算されます。その他の学年は特別な加算はありません。


★12月4日(金)は発表会の次の日で週末、また職員たちも発表会前日は前日準備のため夜遅い帰宅となります。発表会の片付けもありますので、子どもたちと職員の健康面を考え、この日は水曜日保育の時間でのお帰りとなります。バス時間も水曜日のバス時間で運行いたしますので、お間違えの無いようにお願いいたします。単発申込みの預かり保育も水曜日の料金になります。


★発表会の本番まで、年中長のプール保育はお休みとなります。


★発表会本番の日、お子様の体調が悪くお休みした家庭に限り、後日幼稚園ホールにて衣装を着てお家の方を招き、本番と同じように行います。本番当日に体調が悪くても無理に来てもお子さんも楽しめませんし、満足した表現ができないと思われますので、ぜひ思い切って休んでいただき後日をお楽しみにしていただきたいと思います。